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オメガ脂肪酸を解説
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アラキドン酸の具体的な必要量は?

5年おきに厚生労働省では“日本人の食事摂取基準”を公表しており、2015年度の最新版が厚生労働省公式ページに掲載されています。
そこでは生活習慣病予防に重点をおいて検討委員会が設置された事を報告しています。
各必須栄養素での摂取状況が詳細に説明されているものの、アラキドン酸に関してはn3系脂肪酸のうちα-リノレイン酸の1つに、アラキドン酸があるという説明が1~2度されただけで、アラキドン酸単体での必要量までは明確に述べられていません。
したがって1日のうち、どの程度摂取すれば十分にアラキドン酸を補給できるのかを、はっきり述べる事ができないのです。

また研究事例も極めて少ない事も明らかにしています。
これだけ世の中から注目され、痴呆症予防のためにアラキドン酸を積極的にとりましょうという声が上がっているのに不思議です。
実は、アラキドン酸の過剰摂取が生活習慣病発症数を増加させているとの声をあげる人々がいるのです。
これに関しては2012年度10月に厚生労働省内にある研究調査チームにより、“アラキドン酸は有害ではない“という見解を公にしてから、関係諸団体に向けて今後行政としては、問題として取り上げない方針を通知しています。
これで2010年から2011年にわたる”アラキドン酸摂取は安全か否か“問答に終止符を打った形にはなりますが、未だに安全性を疑問視する声が根強いという現状を無視できません。

こうした健康関連の情報を取り上げている記事の中に、少しだけ標準の摂取基準が記載されています。
それによると1日の標準摂取量は120mgとあります。
標準の食事摂取量150mgにサプリメントとして120mgを追加しても、さほど多い数値ではないことになります。
これくらいでしたら通常は十分摂取している事になります。
老後にアラキドン酸が不足しがちになると言われているので、少しだけ食事に加えてみてはいかがでしょうか。
もしそれも負担になるようなら、サプリメントを活用してみるのも良い方法です。

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