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オメガ脂肪酸を解説
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毎日の食事量とアラキドン酸の必要量

アラキドン酸は人間が健康的な毎日を送るために絶対摂取しなければならない成分の1つに数えられています。
実際問題として2012年度には、厚生労働省から“アラキドン酸は有害物資ではない”という研究結果を公表され、むしろ健康増進のために積極的に摂取すべきものと位置づけられています。
しかしながらアラキドン酸の副作用を懸念する人たちの意見も根拠のないものではけっしてないのです。
思い出していただきたいのですが、かつてカルシウム補給のために“牛乳”が国をあげて推奨されてきました。
さらに欧米化した食生活の影響から、本来成人が摂取すべきタンパク質の基準値は、体重1kgにつき1g程度とされているにも関わらず、現実には80倍以上摂取されていたという、ぞっとするような食生活を日常茶飯事継続していたのです。
その結果として肥満や糖尿病などの成人病および生活習慣病が、小学生レベルの青少年世代にまで蔓延したのですから、社会全体で警戒する声があがったとしても無理からぬ事です。
何事も“~過ぎる”事はよくありません。
かといってまったく摂取しなければ別の問題が起きてくるでしょう。

では理想的な食生活に近づけるためには、どのようにすれば良いのかという事になります。
厚生労働省では各栄養成分別に基準値を設定しています。
たとえば18才から29才までの標準的体力における成人男性が、1日に摂取しても良いエネルギー必要量は2650Kcal、女性は1950kcalです。
N3系脂肪酸食事摂取基準の目標値は2.1g以上、女性は1.8以上ですがn6系脂肪酸は男女ともに10g未満と設定されています。
脂肪全体では脂質総エネルギー100に対して男女共には20~30%と設定されています。

実際にはどれくらい摂取されているかという事も実態調査されました。
それによるとn3系脂肪酸はほぼ基準値通りだったのですが、n6系脂肪酸が若干基準値を上回っていました。
EPA・DHAに関しての望ましい摂取量も明記されています。
男女共に1g以上ですが、実際には0.1gにも及ばないという数値ですので不足気味と言えます。
アラキドン酸に関しての基準がないので、なんとも言いようがないのですが、脂肪酸の摂取量が2g~10gと設定されているので、ここからおおよその数値を予測してみてください。

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