ARALab
オメガ脂肪酸を解説
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いつからミルクにアラキドン酸が含まれたの?

最近の粉ミルクにはアラキドン酸が配合されているのはご存知でしょうか。
配合されるようになったのはいつなのか、理由とともに確認してみましょう。

アラキドン酸が粉ミルクに配合されるようになったのは、日本では日が浅く、ごく最近のことです。
脳の機能を活性化させることで注目されたアラキドン酸は、高齢者の認知症予防に効果を発揮することで知られましたが、実は、乳幼児の脳の発育にもとても効果がある栄養素であることが確認されています。

赤ちゃんは生まれてから3歳になるまでに急激に脳が発達し、重さも大人の脳の90パーセントに達します。
そのため、この時期の乳幼児には、脳の発育を促す栄養素を摂ると良いとされていました。
その栄養素として、以前からドコサヘキサエン酸が乳幼児の脳の発育に効果があるとされていました。
しかし、最近の研究結果によると、アラキドン酸がドコサヘキサエン酸をサポートし、赤ちゃんの脳の細胞分裂を促し、脳細胞の新生、さらには脳の発育につながることがわかってきました。
赤ちゃんの脳神経の新生を起こす役割をしているのです。

さらに母乳に多く含まれることも確認されました。

これらの結果をうけ、アメリカでは2007年に規格が設けられました。
日本では少しの量であれば、1980年頃から配合されていましたが、母乳と同じ量になったのは、遅れて2012年からです。
現在のほとんどの粉ミルクにはドコサヘキサエン酸とアラキドン酸が含有されるようになったので、購入する際はきちんと成分を確認すると良いでしょう。

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