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オメガ脂肪酸を解説

脳に大事な成分、アラキドン酸とグルタミン酸

胎児や乳幼児の脳や体の発達に、成人や中年以降の学習力や記憶力の向上に欠かせないアラキドン酸。
肉や魚、レバーなどに多く含まれる必須脂肪酸の一種です。
コーン油などに含まれるリノール酸を摂取すると、体内でも生成されます。
通常の食事で不足することはありません。
乳児の場合、体内で合成する力が弱いので成長のためにアラキドン酸を含んだ食品を摂る必要があります。
母乳には多く含まれているほか、アラキドン酸を配合した粉ミルクなども販売されています。
中高年以降になると体内のアラキドン酸が減少します。
集中力や学習力、記憶力を高めるためにサプリメントなどで補うこともできます。

アラキドン酸はDHAなどの脂肪酸と同じように神経新生を促し、脳の神経細胞を増やすのに欠かせません。
アラキドン酸は脳のリン脂質に多く含まれています。
細胞膜を柔らかく保ち、神経伝達物質を取り込みやすくしています。
伝達物質のやり取りがスムーズにできて、学習効果が上がるのです。

一方、グルタミン酸はうまみ成分として知られています。
昆布や白菜、トマト、緑茶などに含まれています。
化学調味料としても身近に活用されていますが、神経伝達物質という意外な一面があります。
体内で生成できる非必須アミノ酸の一種で、興奮性の神経伝達物質の一つでもあります。
脳内の神経細胞の情報伝達の約4割に関わると言われており、記憶力や集中力に作用します。

アラキドン酸は細胞膜を柔らかくして神経伝達物質を取り込みやすくし、グルタミン酸は情報伝達を助けます。
それぞれ働きは違いますが、脳の働きを良くするのに欠かせない物質なのです。
ただし、過剰摂取すると副作用を引き起こします。
通常の食事で不足することはあまりないと言われていますので、サプリメントなどで摂る場合は摂取量に気を付けましょう。

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