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オメガ脂肪酸を解説

アラキドン酸の効果と過剰摂取によるリスク

アラキドン酸は、別名ビタミンFと呼ばれる脂肪酸の仲間です。
同じく脂肪酸で、血中のコレステロール値を下げる作用のあるリノール酸を摂ると、体内で合成することができます。

アラキドン酸は、生理機能を調えるプロスタグランジンというホルモンの原料になる成分です。
このホルモンがオメガ6系と3系に分かれることで、前者はアラキドン酸に、後者はDHAになります。
合成されたアラキドン酸は、細胞膜を作る、主要な成分のひとつとなり、脳や肝臓、皮膚など全身に行き渡ります。

特に、脳を活性化させる役割があり、発達の著しい乳幼児には欠かせない成分です。
もし、これが不足した場合、脳や身体の発達に遅れが生じ、記憶力や問題解決能力、言語能力などに影響を及ぼします。
脳神経の発達が遅れることで、アスペルガー症候群や自閉症など、脳に関係する病気に罹患する可能性も高くなります。
しかも、乳児は体内で合成する力が本格的に備わっていません。
そのため、母親が十分な量を摂取して、母乳によって乳児に摂取させるか、これを配合した粉ミルクを飲ませるかが推奨されています。

ただし、乳児の脳を発達させたいからといって過剰に摂ることは危険です。
そのリスクとして、がんや高血圧、アレルギー湿疹やアトピー性皮膚炎などに罹る可能性が指摘されています。

アラキドン酸は、肉類やえび、ひじきなどに多く含まれていて、食の欧米化により、50年前に比べて、食事による摂取量が4倍に増えています。
普通に食事をしていれば不足することはないため、敢えてサプリなどに頼る必要はないかもしれません。
過不足なく摂ることが望ましい成分です。

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